皆さんは家庭において、洗剤を用途に応じて使い分けている場合が多いと思います。

お風呂ではシャンプーやボディーソープ・洗顔ウォッシュ、台所ではハンドソープ・食器用洗剤、洗濯では洗濯用洗剤・柔軟剤などなど・・。


これだけ分かれていると管理が大変ですよね。買い足すときはそれぞれ別な洗剤を買わなければなりませんから。

fffccc47217fe5fe261c5bb3ef933fcd_s


私は昨年から、これらの洗剤を固形石鹸に一本化しました。

元々は短期出張の際、また一から洗剤すべてを買うのが面倒で、「どうせ数か月で帰るのだし、荷物になるのも嫌だから石鹸だけで我慢しよう」 となったのが始まりでした。


しかし我慢するどころか、むしろ石鹸だけに絞ったことで生活の質が上がった感触があったんですよね。

固形石鹸だけ使うことで置き場所も取らなくなり管理が容易になりますし、1個100円程度なので倹約にもつながり一石二鳥となりました。

しかも洗剤だと添加物が用いられている場合が多いですが、石鹸なら無添加の製品が多いので肌トラブルの防止にもなるんですよね。


この経験から本当に人間の生活に必要な物って少ないなと感じましたし、出張が終わったあとでも石鹸生活を続けることになりました。



そもそも、用途に応じて洗剤を分ける意味が分からないんですよね。

食器の油汚れなんて石鹸でも十分落ちますし、お風呂でも髪・顔・体はすべて石鹸で事足ります。

手も石鹸で洗ったほうが肌に優しいですし、洗濯も十分可能です。


結局のところ、これだけ洗剤を分けているのって企業のマーケティング戦略の成果であり、最終的な収益確保のためでしかないんですよね。

石鹸だけ売っていても競争が激しく利益は限られていますし、付加価値を付けることも難しいです。

それぞれの用途に応じて洗剤を出せば、それぞれに付加価値を付けることができ競争も激しくはなりません。

そのうえ顧客単価も上げることができるので、収益余地が大きくなります。


これって洗剤に限った話ではなく、化粧品なんかでもありますよね。

最近では、男性用の化粧品やスキンケア商品まで出ていて驚きました。

以前であれば化粧=女性がするものといったイメージが当たり前でした。

ですが化粧品の売り上げが頭打ちとなる中企業はさらなる収益の源泉として、男性用化粧品に活路を見出したようです。


市場を新たに創り上げることで、売り上げを伸ばし成長しようとしているわけです。

これからの時代は男性も化粧やスキンケアをするのが当たり前といったイメージを植え付けられればしめたものでみるみる売り上げを伸ばすことができます。


本来、人間の生活に必要なものは少ないはずなのですが、このような資本主義社会における企業の利益追求の結果、人々の生活はモノであふれ複雑化していき、その結果本当に必要なものがぼやけてしまうんですよね。


常識にとらわれず、自分に本当に必要なものを見極め取捨選択し、企業の思惑に引っかからないようにすることは、現代の資本主義社会において搾取されないための必須能力であるといっても過言ではないのかもしれません。