ジョンソン&ジョンソンは医療・ヘルスケア製品を提供する米国大手企業です。

日本でもバンドエイドやコンタクトレンズ、ボディーソープなどを販売しており私たちの生活に身近な存在となっています。

現在の株価は128ドルとなっており、52週高値の148ドルから14%下落しています。


先日は同社のベビーパウダーからアスベストが検出され、自主回収(リコール)に踏み切ったことを市場が嫌気し、株価は大幅下落していました。

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株価は長期低迷入りか

さらに追い打ちをかけるように、米小売り大手のウォルマートやターゲットは、ジョンソン&ジョンソン社製のベビーパウダーを店頭からすべて撤去することを発表しました。

アスベストという人体に有害な成分が検出されてしまった以上、消費者保護の観点からこのような動きがあることは当然であり仕方がないでしょう。


ジョンソン&ジョンソンの信頼は揺れに揺れており、今後ほかの製品に関しても撤去される可能性がありますし、消費者も問題が落ち着かないうちは購入を見送るでしょう。

製品が売れなければ売上が落ちることは確実ですし、そうなれば収益を上げることが厳しくなり株価の下落も免れないでしょう。


加えて裁判で敗訴すれば弁済金を支払うことになるため、さらに収益が圧迫されてしまいます。


何より、同社が長い年月をかけて築き上げてきた信用が揺らいでいることは大きなポイントであると考えられます。

一度失った信用は中々戻りませんし、戻るにしても長い年月と相応の努力が必要となります。


これらの観点から、ジョンソン&ジョンソンの株価は長期低迷入りする可能性が高いと考えられます。

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相場の流れに従い、安いときは買い込むべき

もちろん、ジョンソン&ジョンソンの企業価値に疑いの余地はありません。


医療・ヘルスケアという消費者の生活に根差した製品を数多く製造しているため、消費者からすれば生きていくうえでなくてはならない企業なのです。

製品自体の質も高く、競合他社と比べても優位性があり、長年築き上げてきた実績や信頼もあります。

また投資家目線から見ても安定した利益を上げ続け、株価は右肩上がりで配当金は50年以上も増配をしていることからも優良企業であることは明白です。



そのため長期(5~10年)で見れば売上・利益が回復し再び株価が高値を目指すことは確実であると考えられます。



しかしながら同社の株価は目先では下落トレンドに入る可能性が高いため、無理に買い向かうのではなく、下落したときに買い上昇したとに売るというような、相場の流れに従う売買を行うべきでしょう。


当面は52週安値である121ドルが基準点となるでしょう。利回りも3%を超えることとなるため、この水準まで下落した場合は打診買いを検討していきたいところです。

その後、下落トレンドが継続するようであれば徐々に買い増ししていくべきでしょう。


株式はとにかく安い時に買うことが重要であります。米国企業であればなおさら後々に大きな威力を発揮します。


なぜなら米国株価指標は長期で見れば堅実な右肩上がりをみせていますし、そうなるような仕組みも構築されているためです。ジョンソン&ジョンソンも同様に長期で右肩上がりのチャートであるため、下落しているならばチャンスと捉え、積極的な買い増しを行うべきなのです。



人々の生活に根差し安定した収益を上げることができる優良企業を、安値で買い込んでいくことは将来株価上昇と配当金の2重のリターンをもたらし、投資パフォーマンスを最大化してくれるのです。